今日、野良名探偵ホームズがいつものように難事件を解決し「犯人はあなたですね」と言ったものの犯人がカツオ節をちらつかせたので「やっぱちがうかも?」とおどけてみせた。
今日、恩人めくり大会に出場したのだが、同じ恩人を2回連続めくってしまうダブルドリブルで失点を重ねてしまい、恩に報いることができなかった。
今日、口紅の色は今付けているものより3倍濃くしろとの言葉を頂いた。
今日、レフェリーんちに遊びに行った。彼のお母さんがウチの子の小さい頃のビデオみる?と言って終始ジャッジしてるだけのホームビデオを6時間見させられた。親ばかだなぁと思ったけれど12歳の頃ジャッジしてた「松茸vs鮑」の試合はどうなのさ。
今日、学校に新入りの不死鳥がやってきた。例によって教室の入り口に黒板消しをセットし、見事頭にヒットすると「痛い痛い、死ぬー死ぬー」とのたうち回っていた。
今日、パーティでコサージュという名のパンティを胸にあしらっている紳士がいたので「それ、パンティですよ」と教えてあげたら紳士は慌ててパンティを履き、その時お尻の間から落ちたハンカチを胸にあしらい「こりゃ、失礼」と一礼した。
今日、つんくがカギのかかった自室で♂に刺さり死んでいたと恐怖新聞に書いてあったのを見たような気がした。
今日、友達と叔母飛びをしていたら偶然、叔父さんが通りかかり「わしも仲間に入れて」というので入れてあげたんだけど何度も叔母さんに引っかかっていて、歳だからしょうがないかと思ってたんだけどかつて見たことのないほどはしゃいでいる叔父さんの笑顔が全てを物語っていた。
今日、気分屋で有名な坂下さんちの赤ん坊が母の子宮へ戻っていった。
今日、つっこみの人数が過半数を超えたためスリッパの売上が急激に伸びた。
今日、スネ夫のママがスネちゃまのおやつに用意したこんぺいとうのとげとげを3時に間に合うように必死でヤスリで削っていた。
今日、クラスで唯一あだ名の無い槇原君の筆箱の中身が全てマッキーで、テスト中も全てそれで書いているという男気を知った。だが今日も明日も彼が「槇原君」と呼ばれることに変わりはないのだ。
今日、パタパタママがデジタルパーマをかけていた。
今日、期末テストで全教科80点以上だったらゲームを買ってもらう約束だったのにカーマスートラだけ70点だった。がっかりしてた僕に母は「次回はもっとがんばってカーマスートラで100点とりなさい」と欲しかったゲームをくれたので次はがんばるぞ。
今日、キスに撃たれて眠ろうとしたら、ジェラシーが先に眠ってしまった。
今日、あわてんぼうのサンタクロースがクリスマス前にやってきた。折角だからプレゼント置いていってと言ったら「あっ!玄関に忘れてきちゃった!てへ」と自分の頭をゲンコツで叩いた。少しだけ殺意を抱いた。
今日、神社の裏の木にロープをかけて自殺を図ろうとしているダースベーダー君を、たまたま近くで人を追いかけていた
ジェイソンが発見し、急いでチェーンソーでロープを切って間一髪のところで一命を取り留めた。
今日、ポコペンによる背中陥没死者数が628人を超えた。
今日、赤ずきんちゃんが「こんなダサいずきんいや。春物のスカーフじゃなきゃ恥ずかしくて表を歩けないわ」、とエルメスの前で背広を着た男におねだりをしていた。
今日、スタバで
U子さんが「男ってさ、いつも勝手な生き物よね・・・」とカップに描かれた☆を指先ではじきながらため息をついた。
今日、スーパーで山下さんちの娘さんが50%OFFになってたのでうちの息子にどうかしら?と買って行った。
家に帰ってわくわくしながら白い発泡トレイを外してみたら裏側が傷んでてまたお父さんに「安物買いの銭失いだ」と皮肉を言われた。
今日、カテナチオさんちの前で宅急便の配達の人がドアを開けてくれないのと困っていた。
今日、ウチは5人家族なのに茶碗蒸しが4個しかなかったのでおじいちゃんの分はプチダノンでごまかした。
今日、猪木のアゴにICチップが埋め込まれておりPASMOとして使える事実が赤いタオルに刻まれていた。
今日、実家に電話をかけたら「ハーイ、グリーンベレーです!」と言われたので「間違えました」と電話を切った。けれど間違いなく声の主はお母さんで変な汗が止まらなかったので酒を浴びるように飲んで記憶を抹殺した。
今日、ロッキーんちに遊びに行った。またボクシングはじめたようで目指せチャンピオンだなんて盛り上がっていると、晩飯食べてってね!とロッキーのお母さんがグローブで鍋を掴みながらいった。
今日、切なさを殺した罪により実刑2年4ヶ月を言い渡された。
今日、近所のアパートに住んでいるガンジーが腕に止まっていた蚊を血眼になって何度も何度も叩いて殺していた。
今日、いつものように
ペレを散歩させていた。すると、急にペレがどこかへと走り去ってしまったかと思うとすぐに戻ってきて、口にくわえたイカリングを私に差し出してきた。よーし良い子だと、撫でようとした手はペレの身体をすり抜け、周りが真っ暗になり、そして目が覚めた。
ああ、やっぱり夢だったのかとがっかりしていたのだが、さて缶でも拾いに行こうかと青テントを出ると、そこにイカリングがポツンと置いてあった。
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