今日、円周率暗記の世界一に挑戦した。
見事記録を更新した。
妻から別れを告げられた。
今日、ミントの香りのする方へする方へと歩いていったらミックジャガーに突き当たった。
今日、保健室登校をしていたダースベーダー君が初めて教室へやって来た。簡単な自己紹介のあと、
席に着こうとすると意地悪なC3PO君に足をかけられ転ばされていた。
「あら、失礼」と謝るC3PO君の目は新しい獲物を見つけた喜びに満ちていた。
今日、コーラにバニラアイスを入れたら泡の中から米兵が現れ、ソーリーソーリーと言いながら冷蔵庫からピーナッツバターを持ち去った。
今日、家族で晩ご飯を食べていると突然おじいちゃんが激しく輝きだし、どんどん明るくなっていったかと思ったら突然パンッとはじけて青リンゴになった。
今日、スナックをオープンさせた。するとどこからかシルバニアファミリーがやってきておしぼりを取れと要求された。
今日、朝早くにマラドーナの陣痛がやってきた。初産のせいかとても難産で18時間もかかったが、無事3匹のかわいい子供が生まれた。
今日、ひさしぶりにムツゴロウ王国へ行った。
ムツゴロウのやつ元気でやってるかな〜と楽しみにしていたら
他の動物と見分けがつかなくなっていた。
今日、空き地に捨てられた婿養子を見つけたが、うちはマンションでペットだめなのでなくなくあきらめた。
今日、第三金曜日なのでむだ毛処理していると膝の丸みが尋常でない事に気づいたので、試しに投げてみたら見事三者凡退で切り抜けた。
今日、季節はずれの豆腐が50センチも積もったので、わーいと家の外に駆け出したら絹ごしだったので足下をすくわれた。
今日、こっくりさんを呼び出していたら
代わりにまっくりさんが出てきた。
弟分なのだそうだがなんかノリが悪くてやなタイプだ。
今日、首筋から獣の匂いがした。
急いでシャワーを浴びた。
夕飯は春雨スープとサラダで我慢した。
今日、銀のエンゼルが出たので早速小宮悦子に高く売りつけた。
悦子はすぐさま財布からあと四枚取り出してハガキを一心不乱に書き出した。
今日、キャシャーンがやらねば誰がやる!と言って、キャシャーンがスーパーの試食を全てたいらげた。
今日、グーニーズの入団試験が行われた。小さい頃からあこがれていた僕は一目散に会場に向かったが、大音量が鳴り響く部屋に通され、まずはローンでも大丈夫なので絵画を買ってから入団手続きを、と迫られた。
今日、土手を散歩していたら四つ葉のタモリを見つけた。
明日は良いことあるかもね!
今日、友達のピッペンに誘われて水中バレエ団員と合コンしたんだけどアチラが水中だったのでイマイチ盛り上がらなかった。
今日、武田鉄矢がコイン落としにはまって破産した。
今日、野茂英雄が日本人初のノーヒットノーブラを達成した。
世界では3人目の快挙。
今日、はだしのゲンが外反母趾の手術を受けていた。
今日、キャシャーンがやらねば誰がやる!と言って、キャシャーンが自動販売機の下の10円を必死で取ろうとしていた。
今日、急遽友達と2泊3日の温泉旅行に行くことになったので
出走登録していた明日の桜花賞には出られません、と冷蔵庫に今晩のオカズと共に書き置きが残されていた。
今日、晩ご飯中に突然チークタイムになった。丁度餃子を食べてる途中だったので急いでモンダミンをしにいって帰ってきたら終了していたのでちょっとへこんだ。
今日、近所に住んでいる卑弥呼が天気予報がはずれたと言って気象庁にクレームをつけていた。
今日、伝説の不老不死の仙人に会いに行った。
家の前にゴミが出されていた。
半透明だったので中身をのぞいてみると、養命酒の瓶とサプリメントの空き袋で埋まっていた。
今日、グーフィーがドモホルンリンクルを注文しているところを目撃してしまった。
今日、ドッジボールをしようとして線を引こうとしたけど粉が足りなかったので、近所に住んでる
サイババ呼んで出してもらった。
今回はちょっと量が多かったのか、げっそりしていた。
今日、7チャンのボタンを押したらそばにいた姉貴のブラのホックが外れた。
今日、マラドーナを散歩させていると、ペレがゴミをあさっていた。
そばには誰もいなかったが首輪をしていたのでこのペレは誰んちのペレなのかとこっそり後をつけようと思った。
30分ほど堀池さんちのゴミをあさり終えると、おみやげなのかイカリングのようなものをくわえ、一目散に公園の方へ走っていった。
見失わないように後を追うと、ペレは公園の片隅にある青いテントに入っていった。
ふーんそうなんだとすっきりした気持ちで公園を後にし家に向かった。
その途中、電信柱に「この子探しています」という迷子の張り紙があった。
近所でも有名な金持ちのアブラモビッチさんちのペレが突然いなくなったということで、
1週間ぐらい前から貼られているのだが、まだ見つからないのかぁと思ったその時、マラドーナが吠えた。
あっ、さっきは汚れていてよくわからなかったがこの写真の子はさっきのペレではないか。
あら大変。こりゃほっとけないよと張り紙をはがし、急いで公園の青いテントに向かった。
すいませーん、とテントの外から声をかけると、50半ばのやや薄汚れた感じのおじさんが出てきた。
おじさんに張り紙を見せ、飼い主が探していることを伝えたのだが、「違う!これはうちのペレだ!」と言い張ってペレを離さなかった。
とりあえず張り紙だけ渡して、僕はテントを後にした。
テントの中。飲みかけのワンカップ大関を飲み終えると、テントのおじさんは「おまえいま幸せか?」とペレに問いかけた。
ペレは何も言わなかったが、そっとおじさんの膝の上に腰を据えた。
そのペレを見て何かを決意したおじさんは「さてとちょっと散歩に行くか」とペレと共にテントを出た。
毎日二人で歩いた道を進み、いつもは素通りするコンビニに入り、魚肉ソーセージを一本買った。
それを仲良くはんぶんこにして食べた。ペレはとても喜んだが、おじさんの眼にはその姿も涙で滲んでよく見えなかった。
さっ、腹ごしらえもすんだし、今日はもう少し先まで歩いてみるか。
と、いつもは通らない道へとペレを引っ張って行った。
ある程度まで行ったところで、「これで遊ぶか」と言ってポケットからワールドカップを取り出し、向こうへ放り投げた。
待ってましたとばかりにペレはワールドカップを取りに走っていき、口でくわえ、取れましたよと自慢げな顔をして振り向くと、そこにおじさんの姿は無かった。
不安になったペレはその場で何度も何度も鳴いていると、すぐそばにあった豪邸からアブラモビッチ夫妻が出てきて、ペレの元へと駆け寄っていった。
それを遠くの柱の影から見ていたおじさんは「これでいいんだ、これで・・」とつぶやきながら、ポケットに入れておいたイカリングを握りしめ、青テントのある公園へと帰っていった。
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